選考を終えて(8月)
毎年、7月は試験と重なるために応募作が減ります。今回は作品数が少ないだけでなく、内容も全体的にやや低調でした。中盤までは面白いのに、最後に失速するパターンが多くて。
佳作に選んだ二編にも、そのきらいはあります。惜しい。
「もしかしたらあの子も」は、とんでもない結末ですね。犬の能力が身についたところで、それを利用して何かやらされるのかと思ったら……。失踪者のニュースの意味が、最後にすり替わるのがいい。題名は工夫の余地あり。
「黄色さん」のモニター募集は、〈モニター〉になるアルバイトの募集だったわけですね。炎天下にご苦労さま。ほのぼの系で、何だか可愛いですね。「『人間モニター3』、シーン1』を最後の1行にすればよかったのに。
来月は、またがらりと趣の変わった書き出しです。盛り返すことを期待しましょう。

玉田 雄治さん 20歳(大阪電気通信大総合情報学部3年)

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