選考を終えて(4月)

 不安をあおる書き出しだったせいか、ややダークな作品が多くなりました。とぼけたお話にもつなげやすいと思ったのですが。「理性は否定する」なんていう硬い言い回しがまじっていたからでしょうか。

 本編につなげるのにも苦労した痕が見てとれました。「ありえない」という言葉が邪魔だったようですね。そうは思わなかったのですが、書きにくい〈問題〉だったのかもしれません。

 「不思議の物語」を授業で取り上げてくださる学校があります。たいていは高校なのですが、今回は近畿大学付属小学校から八十四編もの応募が。

 「行方不明になった女の子」の安藤真実子さんは近大付属小の五年生(投稿時)。私はその頃から遊び半分で小説を書いていましたが、こんなにうまくありませんでした。文章がしっかりしている上、筋運びもよく計算されていて、小説を書くセンスを感じさせます。本をたくさん読んで、才能を磨いてください。

 一方、この春から社会人の中村亘宏さんは、まだ経験していないであろう人生の苦さを「アラーム(警報装置)」で描きました。語り手の悔恨が、説得力のある文章で綴られており、普遍性のある作品になっています。彼をさいなむようなアラーム時計の音も効果的ですね。

 さて、来月はどんな不思議の物語に出会えるでしょうか。

'08年4月「前にもこれと同じことが…」
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アラーム(警報装置)

Kasaku2_4中村 亘宏さん 22歳(会社員)

4月の書き出し
 前にもこれと同じことがあった。そう思いかけたが、理性は否定する。ありえない。
「しばらくの間、お里に帰らせていただきます」
 そういった意味合いのことが、書かれた置き手紙を見た私は、汗ばんで目を覚ました。勢いよく背を起こし、時計を手に取る。それが約、1週間前のことだ。
 隣ですやすやと寝息を立てる妻子を見て、私はぐったりと布団に戻る。ちょっとの間、背を起こしていただけなのに、夜に冷やされた背中の寝汗は、焦って熱くなった私に、冷たく吸い付いた。私は熱疲労を起こした金属のように、げんなりとした様子をしていただろう。それがそう一週間前のことなのだ。
 そのときもありえないと思った。妻を、子どもを、心から愛し、同僚から飲みに誘われても、ゴルフに誘われても、家族を優先して極力、家にいるようにした。一方で、「亭主元気で留守がいい」、などと思われないように、自分なりに、愛らしい家庭的な趣味を持つようにしてきた。トマトとナスの育つ庭は、その結晶だ。
 いま、目の前に広がる光景は、私のそんないじらしい努力と期待を裏切るものだった。1週間前の夢で見た光景に、酷似している。衣類などが大きなカバン等と一緒にごそっとなくなっていて、悲しく切実な文面で埋められた置手紙が、慌てた手つきで開封され、無造作に机上に散らばっている。
「もっと丁寧に開封すればよかった」
 そんなつぶやきが私の口からこぼれる。はっとする。1週間前も同じことをつぶやいた記憶があるからだ。そのときも、私の目からは大粒の涙がこぼれていた。
 あのときは、つぶやきの直後、なぜか寝室の時計が気になって、寝室に駆け込むと、目が覚めたのだ。そして現実の世界で、時計を手にとって確認すると、アラームを設定し忘れていることに気が付いたのだ。
 寝る前に、「明日は何時に起きればいいのだろう」と考えているうちに、眠ってしまっていたのだ。おそらく、「設定し忘れた」という無意識の危機感が、妻子を失うという無意識下のわずかな危機感に結びついて、悪夢を見てしまったのだろう。1週間前はそのように気持ちを片付けて何もしなかった。
 いま、そのアラームのことを回想して、寝室に急いだ。人は誰しも、ショッキングな夢を繰り返し見てしまうものなのだ。そしてその原因は、つまらなく似ていることが多い。
 寝室の時計を見つける。案の定、アラームが設定されていない。それだけでなく、時間が止まっている。電池を換えていなかったのだ。電池を換える。時間は動き出す。ほっとした。もうじき目も覚めるだろう。
  …あれから電池は7回換えた。季節は3回まわり、時計は動き続ける。しかし私の時間は止まったままだ。ずっと目は覚めない。私は家族に理想を求めすぎたのだろう。かけ忘れたアラームは、きっと心の中だ。

'08年4月「前にもこれと同じことが…」
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行方不明になった女の子

Kasaku2_4安藤 真実子さん 11歳 (近畿大付属小学校6年)

4月の書き出し
 前にもこれと同じことがあった。そう思いかけたが、理性は否定する。ありえない。
 ちょうど今から一週間前のことだ。私がテレビでニュースを見ていると「女の子が学校の帰りに行方不明になりました」とニュースキャスターが言っていた。その学校の名前を聞いて私はびっくりした。その学校は私が子供のころに通っていた学校だったのだ。その女の子は小学三年生の子で駅でおりて家まで歩いているときにさらわれたらしい。私はかわいそうだなあと思いながらその一日をすごした。でも次の日にはもう忘れてしまっていた。
 そして今日、朝起きて新聞を読んでいると新聞に「また女の子行方不明」と書いてあった。私は不思議に思い、もっと読み進めて行くとその行方不明になった子は先週さらわれた女の子と同じ学校の子だと書いてあった。今回さらわれた子も前と同じで三年生の女の子だそうだ。私は「おかしいな」と思ったが、「ただのぐうぜんだろう」と自分に言い聞かせて、「もうこの事は忘れてしまおう」と思ってすっかり忘れてしまっていた。
 しかし、新聞やテレビは「連続女子失そう事件」として連日とりあげていた。
 元刑事の人や、霊能者などがテレビの中でいろいろと意見を述べていた。
 学校側の発表によると、行方不明になっている女の子は三人とも帰る方向がいっしょで同じ場所で足どりがとだえたらしい。
 私は、自分が子供の頃に似たような事件が起っていた事を思い出した。
 私は、休みの日にぶらっとその場所に行ってみた。その場所はさびしそうな場所で電話ボックスが一つだけポツンと立っていた。その電話ボックスは私が子供の頃にもその場所にあったと記憶している。
 突然、電話のベルが鳴りだした。私はまよった。通りすぎるべきか。電話に出るべきか。思いきってドアを開け受話器をとりあげた瞬間、ハッとした。子供の頃のうわさ話で、電話ボックスからの電話に出て「もしもし」と言うと別の世界に連れて行かれるという話を思い出したからだ。
 もしかして三人の行方不明の女の子たちは、うわさ話の様に電話に出てしまい、帰ってこられなくなったのではないか。
 そう思うと、鳴り続ける電話の音にふるえて両足がガクガクしてその場に立ちすくんでしまった。

'08年4月「前にもこれと同じことが…」
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空蝉(うつせみ)

入選作品丹治 咲矢香さん 21歳 (同志社女子大学芸学部4年)

■4月の書き出し
 前にもこれと同じことがあった。そう思いかけたが、理性は否定する。ありえない。
 
 
だって、それなら何で私は生きているんだろう?

 ざく。ざっ。ざく。ざっ。
 まずは足。次は腹。規則正しいリズムで覆いかぶさっていく冷たく湿った土。夜の闇や、木々の葉の隙間(すきま)から漏れる月明かりと共に、じんわりとした重みを私に伝えてくる。
 ああ、埋められている。どうしてこんな事になっているんだろうか? 思い出せない。

 ざく。ざっ。ざく。
 遠くで小さく鳴く虫の声が聞こえる。あれは、何という名前だっけ?

 ざく。ざっ。
 苦しい。とうとう、首から青ざめた唇の辺りまでが埋められてしまった。虚(うつ)ろな目を覗(のぞ)き込む人影。何かを呟(つぶ)いているが、聞こえない。長い髪が私の頬(ほお)に落ちる。それほどに近付いているのに、まだ聞こえない。
 聞こえない、
 五本の指で髪を掴(つか)んで引き寄せる。月明かりを背に逆さまに映る顔。
 右目だけ一重の目。鼻の横の二つ並んだ黒子(ほくろ)。睫毛(まつげ)の一本に至るまで、見間違えるわけがない。
 これは、私だ。
 指が、震えた。見下ろす瞳は少しも揺るがない。目の前の唇が薄く開く。
 「あなた、もういらないのよ」
 そうだ。私もこうして埋めて、『入れ替わった』。もう交代の時期だったのだ。古くてもう要らない『私』を捨てて、新しい『私』が生きていく。繰り返されていく儀式。指の間からするりと抜ける髪。それを背中の方に流して、スコップを握る。土を掬(すく)って、ああ、でもまだ。私は生きているのに。
 スコップからパラパラと零(こぼ)れ落ちた土が額に当たる。
 ざっ。
 堕(お)ちてくる土と、闇と、初めて感じた行き場のない恐怖の隙間で、私の顔が口を歪(ゆが)めて笑った。

[2008年4月28日掲載]

Alicekara_1 月下で繰り広げられる残酷劇です。恐ろしいけれど不快な物語ではなく、むしろ美しい。そして、ひたすら不思議で、切なくさびしい。空蝉という題名に作者が込めた思いを知りたい方は、ここで書ききれないので、辞書をくわしく引いてみてください。

'08年4月「前にもこれと同じことが…」
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ふたり

入選作品田中 智香さん 17歳 (京都府立福知山高校2年)

■4月の書き出し
 前にもこれと同じことがあった。そう思いかけたが、理性は否定する。ありえない。
 
だって僕はまだ、生まれてさえいないのに。
 真っ暗で生暖かいトンネルの中、僕は考えあぐねる。
 先程、僕はこのトンネルをこれ以上前に進めない事を悟った。随分前から息をしていない。このままでは、僕の小さな命が消えてしまうのは明らかだ。トンネルの外では大人たちが慌てているのだろうか。
 僕は焦る反面、達観してもいた。僕をここまで育(はぐく)んでくれた母の胎内で死ぬのも、悪くないと思った。さよなら。まだ見ぬ母さん。
 その瞬間、僕を襲った強烈な既視感。
 僕は知っている。トンネルを抜け出す方法を。
 自然と体が動いた。やはり、生きたい。その本能が僕を突き動かした。遅々とした動き。しかし確実に前へ。
 眩(まぶ)しい光に包まれる。周りの大人が、バタバタと走り回るのを感じた。彼等を安心させるため、僕は泣いた。精一杯泣いた。フワリと体が浮き、母の腕に抱かれたのが分かった。感謝の気持ちを込めて、一層声を上げた。
 「奇跡……」
 そんな声が、聞こえた。
      
 僕は体を綺麗(きれい)にされ、服を着た後、ベッドに寝かされた。隣のベッドには既に、僕によく似た生き物が横たわっていた。
 「お兄ちゃんだよ」
 母が僕に話し掛けた。
 僕は隣の兄を見た。兄も僕を見た。目が合う。黒く深い、潤んだその瞳。
 ああそうか。
 僕は納得する。あの時、あの既視感。僕は先に生まれた双子の兄の体験を見たのだ。彼が、トンネルの脱出方法を僕に伝えたんだ。
 ありがとう。
 暖かな視線を彼に送った。僕には彼がしわくちゃの顔を歪(ゆが)めて、僅(わず)かに微笑(ほほえ)んだ気がした。
     
 ハロー。兄さん。僕らこれから、一緒に生きて行くみたいだ。

[2008年4月21日掲載]

Alicekara_1 語り手が胎児というのはよくある手なのですが、このオチはまったく予想できませんでした。題名がヒントになっているのに。後味がよくて、ほのぼのとした気分になります。書き出しを指定されていなければ、もっと幼い語り口になったのかもしれません。

'08年4月「前にもこれと同じことが…」
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友よ

入選作品觜本(はしもと)あかねさん 21歳 (関西学院大文学部3年)

■4月の書き出し
 前にもこれと同じことがあった。そう思いかけたが、理性は否定する。ありえない。そう、否定しないと僕の神経がもたない。
 僕はその日、地獄を見た。目の前で、いくつもの命が散っていった。その中には僕の仲間もいたし、敵もいた。そして僕がこの手で奪った命もある。この光景は、つい昨日も見たばかり……いや、違う。僕はこんな惨(むご)い光景なんて知らない……!
 敵とはいえ、人が死ぬのは見たくない。僕はずっとそう思ってきた。戦いを繰り返す人間を愚かだと思い、自分が人間であることが哀(かな)しくさえあった。しかしそんなことを言ってばかりいては、この時代を生きて行けない。――そしていつしか、僕は自分の心を騙(だま)すことを覚えた。このひどく醜い光景を幻だと思い込み、無理矢理記憶の隅に押しやり、現実から目を背けることで、辛うじて心の安定を保とうとした。愚かな方法だと思う。だが、他に逃げ道は無かったのだ。
 今日もまた昨日と同じ、人がひとり死んでゆく。きっと明日も、いつかは自分も……。そう思うのが怖くて、理性で恐怖を押し殺す。でも、これは狂気の理性だ。僕の心を蝕(むしば)んでいく。
 ――こんな癖、直したいんだ。だって、幼く見えるだろう?
 何故だろう。友の声がふっと耳の奥に蘇(よみがえ)る。愛嬌(あいきょう)のある癖を持った、何とも気のいい奴だった。
 ――やめたい、でもやめられない。そんな癖が誰にでも一つや二つはあるものさ。気にするな。
 そう言って笑いながら友の肩を叩(たた)いたあの日が、遙(はる)か遠くに思える。ああ、君は元気だろうか。僕が召集されたことを告げると、泣きそうになっていた友。もう一度会いたいが……叶(かな)わぬ夢だろう。
 息を大きく吸い込むと、故郷よりも熱く乾いた空気が、肺に滑り込んでくる。口の中が乾いて苦い。僕は深い溜(た)め息を吐いた。
 がむしゃらに、生き延びるために生きている。戦って、人を殺して、無理矢理忘れて、生きてゆく。こんな日々を過ごすうちに、理性の意味さえ忘れてしまった……。
 もうたくさんだ、こんな毎日の繰り返しは。僕はひっそり心の中で、故郷の友に呼びかける。
(……何でこんな世界に僕らはいる? 何のために、こんな世界に? なぁ、ここは地獄だ。閻魔(えんま)様も鬼もいない。人が生み出した、地獄だ)
 明日僕は、生きていられるのだろうか。理性が痺(しび)れきった僕の頭の中に、友の笑い顔がおぼろに浮かぶ。今の僕の姿を見たら、君は何と言うだろう。
 僕たちは何でやめられないんだろう。傷つけあうことを、苦しめあうことを、この哀しみを。――ああ、君は何と答えるだろう。
 友よ、僕の声は君に届いているか?

[2008年4月14日掲載]

Alicekara_1 メッセージがちょっと直接的すぎるかな、もう少し表現を抑えてもいいのに、と思いましたが、作者の真摯(しんし)な思いが伝わってくるし、何より書き出しとのつながり具合が絶妙でした。私の書いた文章をつかみ取って、自分の作品にねじ込んでくれましたね。

'08年4月「前にもこれと同じことが…」
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分身

入選作品播磨谷 菜都生(なつき)さん 15歳 (京都成章高校1年)

■4月の書き出し
 前にもこれと同じことがあった。そう思いかけたが、理性は否定する。ありえない。だって、こんなの絶対ありえない。分身を見たなどと言えば、また皆に馬鹿にされ、笑われ、それで終わってしまう。どうしよう、相談出来る人、私を信じてくれる人はいないか。駄目だな、私にはこんな時頼りになるような知り合いは一人もいない。
 さっき下校途中に、電車に揺られて外を眺めている時の事だ。私みたいにずんぐりした女の子が、気付けば斜め前に立っていて、同じように窓から景色を眺めていた。
 彼女は最初背を向けていたので、私はその後ろ姿を窓の外の景色と同じにのんびりと眺めるだけだった。窓ガラス越しの片田舎の青い山の群れは、夕日に照らされて言い様がないほど美しく、古びた看板が私の胸をくきんと優しく揺さぶった。
 それなのに彼女は、そんな生温(ぬる)い日常を叩(たた)き壊すかのように、ふいにこちらを振り向いた。私は背筋がざわりとするのを感じた。彼女の瞬きをしない目がこの目を真っ直(す)ぐに射抜いた瞬間。その暗い井戸の底を思わせる瞳の中で、どろりとしたタールのような憎悪がとぐろを巻いて獲物を狙っている。
 彼女は私そのものだった。髪型も、服装も、糸のように細くて嫌らしい目も、黒子の位置まで! 正に、分身。私は自分自身の眼球の、どんよりした、気味の悪い視線を受け止めた時、確かに恐ろしい憎しみをひしひしと感じた。分身は暫(しばら)くこちらをのっぺりした顔のまま見つめた後、のそり、私の座席に向かって一歩踏み出した。腕は、指を開いて前へ突き出している。私の首を絞めようとしているとしか思えない手つきだ。分身は完璧(かんぺき)に無表情で、それが余計に空恐ろしかった。彼女、もう一人の私は、悪意を持ってこの愛すべき生活を壊しに来たのだ。私はびくりと肩を震わせた。
 今、分身の憎悪にまみれた視線を振り切り、偶然開いていた電車の扉から飛び降りて喫茶店でこれを書いている。彼女が人目のある電車内でも息の根を止めようとするのを躊躇(ためら)わなかった事で、私がこの瞬間も生命の危険に晒(さら)されている事は証明されている。……どうしたら良い? 指が細かく震えている。私は、予感している。この世の生き物でない分身が自分を追ってくる事を。分身の私の生命への強い嫉妬(しっと)を。
 絶対に死にたくない! 生命を奪うため分身が私を襲うだろう、今すぐにでも。怖い怖い怖い怖い怖い。神様、あの怪物にこんなふうに唐突に理不尽に殺されるのはいやです!
 だからどうか、どうか、分身をここに来させないで―――。お願いです、私は死にたくない、死ぬのは怖い! 助けてえ! 嗚呼(ああ)…神様かみさま―――……!、
 喫茶店の入り口の扉のベルがからんと鳴った。私ははっとして文字を書く手を止めた。

[2008年4月7日掲載]

Alicekara_1 分身の無気味さがうまく表現されていますね。ホラー小説として成功していますが、不安な時期を生きる「私」の精神の内なるドラマとして読めば、怖さがさらに増します。作者は、自分にとって近しい醜さと向き合う勇気を持って、最後まで書き抜いてくれました。

'08年4月「前にもこれと同じことが…」
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